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当社電線の特徴

1.当社電線の特徴

  • 当社は、スマホに搭載されるマイクロスピーカ用ボイスコイルに使用されるエナメル線の世界トップシェアメーカーとして本業界では知られております。
  • スマホの進化(多機能化、高出力化、薄型化、音質重視)に伴い、電線に対しても顧客要求が多様化しており、それに応えるべく住友電工グループの総合力を活かして製品開発と高品質への追求に取り組んできております。
  • 競争激化の市場で年々増加する機種に対応するべく、オーダーメードを基本としております。
    お客様のご要望に沿った電線を迅速に提供させていただきますのでご遠慮なくお問い合わせ下さい。

2.当社電線の主な使用例

スマートフォン

イヤホン、ヘッドホン

パソコン

自動車

3.主力製品は極細自己融着線

【電線の外観(SEM観察)】

  • 各種導体の主な製造サイズは0.10mm以下であり、髪の毛より 細いエナメル線を製造可能。
  • 銅合金:0.02mm、CCA:0.03mm
    (製造可能サイズは「当社電線の標準仕様」参照)

【自己融着線とは】

  • 空芯コイルを製作する場合、隣接する電線同士が接着していないと形状が保持できません。
  • 電線同士が熱風又はアルコールによって接着できる機能を有する電線を「自己融着線」と言います。
    (詳細は「当社電線の種類と記号」 参照)

【自己融着線の構造】

  • 導体上に絶縁層、最外層に融着層という構造になっています。
  • 空芯コイルに不可欠の自己融着線が当社の主力製品です。

4.顧客要求への対応

【顧客要求への当社対応】

  • 多様化するスマホ顧客要求に当社では以下対応しております。
    1. 高出力化に伴い、「導体の疲労断線対策」及び「融着被膜の耐熱化」
    2. 薄型化に伴い、「電線の極細線化」及び「高寸法精度化」
    3. 音質重視に伴い、「電線の軽量化(アルミニウム材料の適用)」
    4. 機種増加に伴い、「多品種生産対応」

【特殊導体(DCCA系、銅合金系)について】

  • CCA(Copper Clad Aluminum)とはアルミニウムに銅を被覆した線であり、銅線より軽量のためコイル振動の際に動き易く高音領域がクリアに聞こえます。しかし、強度が低く断線し易いため普及しておりませんでした。 そこで、当社は引張強度が銅線同等の高強度DCCA (DAIKOKU CCA)を開発し音響関係に広く使われるようになりました。更に銅被覆率によって音の周波数が変化することから、各種比重のDCCAをラインアップ、設計の自由度が拡がりました。
  • より強度が重視される機種については、コイル端末の屈曲疲労断線対策として各種高強度導体(導電率88~100%)の品揃えがあります。
注)15%とは銅被覆率(面積比)を示します。

【多品種生産対応について】

  • 線径1µm単位の各種導体(10数種類)と、絶縁層及び融着層の種類/皮膜厚との組み合わせにより1,200種類以上の試作を含めた生産対応ができます。
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